新築を建てる時に『家の外壁を決めたいけど、種類が多くて

何に決めたらいいの?』『選ぶ基準はなに?』と思われている方も多いと思います。

これから何年も過ごすマイホーム。自分の理想や希望通りのお家に住みたいですよね

そこで今回は、『最低限覚えておきたい外壁』と『外壁選びのポイント』

『種類や機能性・値段』についてご紹介していきます。

 

新築の外壁素材を選ぶ3つのポイントとは

機能性 デザイン性 費用

機能性

外壁は使用する素材によって、機能が大きく異なってきます。

例えば、白い外壁は遮熱性が高く、夜には街灯の光を反射するため

視認性も高くなっています。すべての外壁素材に塗料を使うわけでは

ありませんが、塗料の中には断熱性や遮熱性に優れているものも多くあります。

 

デザイン性

外壁はもっとも目立つ部分です。外壁の大部分を占めるため、家の印象を

大きく左右します。家のコンセプトを決定するうえで大きな役目を担うので、

デザイン性はとても重要です!

 

費用

外壁の素材を選ぶ時には、予算を踏まえたうえでの価格の検討も重要です。

外壁素材の値段は幅広く、種類も豊富なため、、目的にあった素材を適切に

選ぶ必要があります。

 

新築住宅に用いられる外壁の主な種類

新築住宅の外壁として、主に使われる外壁の種類をご紹介します。

サイディング窯業系)

サイディング(金属系)

モルタル

ALC

窯業系サイディング外壁

サイディングは、板を外壁に貼り合わせる工事のことです。

それぞれ特徴が価格、耐用年数が異なります。

窯業(ようぎょう)系は1平米あたり4,000円~8,000円で、

セメントや繊維質などを板状にした外壁材です。

内容成分の80%がセメントで残りの20%が繊維質、増量材で

構成されているものです。

窯で熱処理を施して製造するため、窯業系サイディングと呼ばれます。

窯業系サイディングは日本の住宅の外壁材の約80%を占めていると

言われています。

 

●メリットは、バリエーションが多く、コストパフォーマンスが良いことと、

メンテナンスともに楽に行うことができる点です。

そして耐震性と耐火性に優れているのが特徴です。

 

●デメリットは、『吸水性が高い』とこです。窯業系サイディングボード自体には

防水機能が無く表面を塗装することで防水機能を持たせています。

そのため、表面の塗膜が劣化してしまうと、水がボード内に侵入し、

夏の厚さや冬の凍結による膨張等で変形や反り、ひび割れを起こして

しまう可能性があります。また、ボードをつなぐ『シーリング』という

ゴムのようなものがありますが、それが劣化してしまうと、同じくそこから水が浸入し、

変形や反り、ひび割れを起こしてしまう可能性があります。

 

メンテナンス時期の目安は10年です。

 

金属系サイディングの外壁

金属系は1平米あたり3,000円~5,000円で、ガルバリウム鋼板や、

アルミニウム合金など、金属系素材を原料として板状に加工した外壁材です。

 

●メリット、断熱性、防音性に優れていて、軽量のため建物に負担が少ないのが特徴です。

窯業系サイディングと同様、デザインやカラーバリエーションが豊富です。

メンテナンスがほとんど必要ないことにくわえて、デザインの多様化に伴い、

最近では非常に人気のある素材のひとつです。

 

●デメリットは、金属であるため金属板自体は温度変化が激しくなり、

変形してしまったり、衝撃にも弱く物が当たるとへこんでしまったり

することがあります。また、海沿いでは塩害の被害を受けて

錆びてしまうこともあります。

 

●メンテナンス時期の目安は10年です。

 

モルタル外壁

モルタル外壁は1平米あたり2,000円~5,000円が相場となります。

モルタル外壁とは、ラス(網状の金物)などの上から

モルタル(水・細骨材・セメントを調合したもの)を左官で塗って、

その上から塗装して仕上げるケースが一般的です。

サイディングが普及する前までは、日本の木造住宅の大半がモルタル外壁でした。

 

●メリットは、モルタルはサイディングと違い、デザインを作ることができます。

波模様をつけたり、型をくり抜いたり、タイルを張り付けたり等、

外壁そのものをデザインすることは、モルタル外壁にしかできません。

サイディングは種類が豊富ですが、あくまでも工場製品であり、”選ぶ”という

作業になります。それに対してモルタルは”作る”という作業が可能です。

また、サイディングボードのように継ぎ目が無いため、シーリングの劣化を

気にする必要がありません。

 

●デメリットは、窯業系サイディングと同じでモルタル外壁も防水機能を持たないため、

塗装で防水機能を待たせる必要があります。

また、モルタルは必ずひび割れを起こすと考えておくと良いでしょう。

なぜなら、モルタルは乾燥収縮を起こすためひび割れが起こります。

小さなひび割れであれば心配はありませんが、大きなひび割れになると

メンテナンスが必要になってきます。

 

●メンテナンス時期の目安は、新築住宅では5~10年、再塗装する場合は10~15年が

目安となっています。

 

ALC外壁

ALCは1平米あたり7,000円~が相場です。

防水性に優れた塗装にしたい場合は、さらに1平米あたり

2,000円~3,000円くらいプラスになると考えておきましょう。

 

ALCとは、『軽量気泡コンクリート』との呼ばれるコンクリートの一種です。

コンクリートと聞くと重くて硬いイメージを持つ方が多いと思いますが、

ALCは内部に気泡の穴があいており、水に浸すと浮くほど軽量な素材です。

一般的には通常のコンクリートの約1/4の重量になっています。

 

●メリットは、3つあります。

★一つ目は、ALCという素材自体の高い耐久性です。定期的にメンテナンスをすれば、

50年程度は外壁の張替えなどの大規模工事が不要です。

ただし、ALC外壁自体の耐用年数は長くなっていますが、塗装メンテナンスや

コーキングメンテナンスは必要なため、忘れないように注意が必要です。

 

★二つ目は、断熱性に優れ、季節の温度変化の影響を受けにくいという点です。

ALCは内部に無数の気泡を含んでおり、この気泡が空気の層を作っています。

空気の層が外部からの熱を断つことで『夏は涼しく、ふゆは温かい』住宅を

実現しやすくしています。さらに、断熱性を高めることで夏場や冬場などの

エアコンの使用率を減らし電気代の節約にも期待できます。

 

★三つ目は、ALCは耐火性に優れ、住宅の安全性を保持できます。

主原料が無機質であるセメントやケイ石などであるため、炎や熱を

受けたとしても燃えにくく有害物質が発生しません。

また万が一、隣の家が火事になったとしても、炎が燃え移る危険性を

低くすることができます。

 

●デメリット

★主成分がセメントであるため、吸水性が非常に高い素材になっています。

外壁表面を守る塗膜が劣化すると、ALC内部の気泡に水が浸入したことによって

冬場の寒さで内部の水が凍結します。凍結により水が膨張してひび割れが発生する

といった現象が起こり、建物自体の耐久性を低下させる恐れがあります。

対処法としては、塗装によるメンテナンスを施し、外壁表面を保護するという

ものがあります。

 

★他の外壁材と比較すると、新築時の平米あたりの単価が高額となります。

ALCは外壁材の中でも機能性が総合的に高い分、仕方がありませんね。

ライフプランをよく考えてから選択する必要があります。

 

●メンテナンス時期の目安は、10年前後です。

外壁と目地部分のひび割れ

 

チョーキング現象(塗料に含まれている顔料が、外壁の表面にチョークの粉の

ようになって出てきてしまうことを示します)

このような現象が発生した場合はなるべく早い段階で業者に相談しましょう!

 

《新築の外壁選びのポイントは?》

  1. 外観デザインに合う外壁材
  2. 耐久性や断熱性などの機能性
  3. 予算に合った価格

まず、外観デザインにマッチする外壁材を選びましょう。

家全体のデザインはもちろん、周囲環境や周りの家から浮かないことも重要です。

外壁材の機能は耐久性など様々です。環境や必要性に応じて検討しましょう。

また、商品によって価格帯は異なります。外壁の広さによっても費用も変わります。

安い外壁にしたことで、光熱費やメンテナンス費用といった維持費がかかってしまう

こともあり得ます。長い目で見て、メンテナンス性も考慮したうえで選びましょう。

 

《新築の外壁の失敗しないカラーの選び方は?》

好きな色にしても良いのですが、周りの家や景色と馴染む色がオススメです!

あまり奇抜な色は悪目立ちして飽きがきてしまいます。

真っ白や真っ黒はキズや汚れがついたときに目立ってしまうので、

少し他の色が混ざったカラーを選びましょう。

基本的にカラーは無難な色をおすすめします。一部にレンガやタイルを

使ったり差し色を取り入れて、デザイン性をもたせると上手くいくでしょう。

 

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