新築祝いをもらった時のお返しのマナー★新築内祝いについて
新築祝いや引っ越し祝いをもらったとき、どのようにしたらいいのかポイントをまとめてみました。
結婚祝いや新築祝いなど「お祝い」とセットで耳にするのが「内祝い」ですが、
あいまいな理解のまま「内祝い」という言葉を使って失礼がないよう、
「内祝い」と「お返し」との違いについても知っておきましょう。
「内祝い」の意味
本来は、身内の中で起こったおめでたいことや、喜びをお裾分けするという意味の言葉になります。
なので、「お返し」という意味は内祝いにはないのです。
ご近所さんや日頃お世話になっている方、親族などに喜びのお裾分けとして贈り物をするのが
「内祝い」になります。
昨今では、いただいたお祝いへのお返しとして「内祝い」を利用することが多くなったため、
いいことがあったからといって、お祝いをいただいていない方に「内祝い」を贈るということはしなく
なりました。
また、「お返し」の意味合いが強いといっても、「お返し」という言葉を使うのは失礼にあたるため、
お礼状など書く時も気をつけて「お返し」という言葉を書かないように気をつけてください。
「お返し」と書いてしまうと、「頂き物をしましたので、こちらからも贈ります」というように受け取られてしまいます。
お返し
新築祝いや引っ越し祝いをもらった時は、新居に招いて「お披露目会」を開催するのがお返しになります。
新居に招き、おもてなしをすることで感謝の気持ちを表しましょう。
中には遠方に住んでいたり、高齢だったりして新居にお誘いするとかえって相手の負担になってしまう場合や
予定が合わなかったりした場合は、内祝いとして品物で半額程度のお返しをします。
大事なのは、お祝いをいただいたことに対する感謝の気持ちです。
なので、お礼は言葉で伝えること!
「心ばかりのお品をお贈りします」「ささやかながら内祝いをお贈ります。」と品物を贈る場合には
お礼状を添えるようにしましょう。
お披露目会のポイント
人数
お店のレセプションパーティーではないので、お祝いをいただいた方全員を一度に呼ぶ必要はありません。
友人は友人同士、親戚は親戚同士、自宅が手狭にならない程度の人数で何回かわけて開催しましょう。
お披露目会は親しい人を招いて行うのが一般的ですからかしこまったことは必要ありません。
飲食
相手をもてなす気持ちを込めて、飲み物や食事を用意しておきましょう。
時間帯によっては、軽食やお菓子、お茶などでも大丈夫です。
食事も手料理に限らずデリバリーや外食でも大丈夫です。
お家をお披露目する際に軽食だけ用意して、その後みんなで外食に行くという形でも大丈夫です。
時期
引っ越しの荷物が片付いて、家族の生活が落ち着いてきた頃がベストです。
転居してから2ヵ月以内を目安に行うようにしましょう。
時間帯は、お家を見てもらうという目的があるので休日の昼間にするのがベストです。
特に決まり事はないのですが新居の様子が見える日中がおすすめです。
案内する場所
完成した住宅を見てもらうのが一番の目的ですが、案内するのはリビングや客間といった限られたスペースだけで大丈夫です。
プライベートな部分は案内しなくても大丈夫です。
お披露目会のマナー
新築祝いとしてお披露目会前にもらった品物は、見えやすい場所に飾っておくこともマナーのひとつです。
来てもらった人が気持ちよく過ごせるように気配りしましょう。
お披露目会を欠席された方には、お祝いのお返しを用意しておきましょう。
品物を贈る時のマナー
お披露目会に来られない人へのお祝いのお返しは、受け取ってから3週間を目途にお礼を贈りますが、
お礼をいただいたら、できるだけ早くお礼状やお礼の電話をするのがマナーです。
お祝いをいただいた際にお品やお名前、住所などを一覧にしてひかえておけば、返し漏れが防げます。
のし紙は、紅白の蝶結びの水引きを選びます。
贈答品に直接のしをかけて上から包装紙で包む「内のし」がオススメです。
青果、鮮魚、精肉などの生鮮食品を贈る場合は、のし鮑が印刷されていない水引のみを選ぶようにしましょう。
表書きは「新築内祝い」にし、名前の欄には送り主の苗字を書きます。
新築内祝いの品物
相手にうれしいと感じてもらえるものを選びましょう。
タオルやお菓子、飲み物などが定番です。
食べ物であれば日持ちする物や小分けにしやすい物などがいいです。
相手の好みがわからない場合は、予算に合わせたカタログギフトを贈るのがいいでしょう。
金額が分かる品物は避けましょう。
現金や金券、縁起の悪い品物(刃物、お茶)などは、失礼になってしまうので避けましょう。
最後に
感謝の気持ちを伝えることを忘れずにしましょう。