家を守る3つの保険/知っておきたい住宅ローンの基本知識
家を守る3つの保険
家を購入すると、保険の加入も考える必要があります。
保険の種類もさまざまですが、どんな違いがあるのでしょう。
代表的な3つの保険をご紹介します。
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1.建物の損害に備える火災保険
火災保険は主に建物の損害を補償する保険です。
この保険が基本となり、付随して生活用品の損害に備える家財保険、火災保険をベースに別途契約するのが、地震による損害に備える地震保険となります。火災保険の加入率は非常に高く、火災以外にも落雷、風害、水災、盗難、破損など、さまざまな損害を補償しています。
基本部分以外で補償の範囲を広げる場合は、住宅の立地条件を踏まえて決めるとよいでしょう。
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2.火災保険のオプションで入る地震保険
地震保険は、火災保険のオプションとして加入できます。地震や噴火、津波による被害を補償します。
補償額はセットで入った火災保険の3〜5割、建物には500万円、家財には1000万円という上限金額が設けられています。
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3.生活用品、物資を守る家財保険
契約範囲であれば火災保険で災害による建物の被害は補償されますが、それ以外の生活用品や家財を補償してくれるのが家財保険です。
何が家財に当たるのか、保険会社によって若干の違いがあるので、加入時に補償範囲を確認してくださいね。
安心して選ぶために知っておきたい住宅ローンの基本知識
不動産を購入する際に利用する住宅ローンはいろいろな種類があります。
安心して利用するために知っておきたい基本知識をご紹介します。
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金利の種類とは?
金利には大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。
固定金利は返済期間の金利が一定になります。
変動金利は半年から5年の単位で金利の見直しが行われますが、借入当初の金利は固定金利よりも低く設定されています。
そのほかにも一定期間だけ金利が固定されるものや、ローンの残高から普通預金残高を差し引いた金額にだけ利息がつく「預金連動型」などもあります。
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返済計画にもとづいたローン選びを
借入当初は変動金利が低く抑えられていますが、金利見直しのタイミングで固定金利を上回ることもあるので、当初の金利だけで選ぶことはできません。
ローン選びのために、子どもが独立するまでの収入の変化や学費、住まいのメンテナンス費用などを考慮した返済計画を作っておきましょう。
住宅ローンには保証料や手数料、保険料もかかるので支払いのタイミングも合わせて計画しておきます。
繰り上げ返済にしたり、ローンを子どもに引き継いだりと、いろいろな方法があるので、計画をもとに自分にあった返済方法を選ぶとよいでしょう。
将来困らないためにも、しっかり考えてローン選びをしたいですね。