引越しをする場合の挨拶事情についてご紹介します。
引越しをする場合、挨拶はする?しない?また、挨拶はどこまですればいいのかなど知っておきたい情報をご紹介します。
引越しの際に挨拶はする?範囲は?
家族を持つ世帯の引越し時の挨拶事情は、
「挨拶をする」は全体で75.5% 「挨拶をしていない」は24.5%になります。
新居のみ挨拶 45.1%
旧居のみ挨拶 10%
新旧両方に挨拶 20.4% の方が挨拶されてます。
挨拶に行くことで、どんな方がご近所さんにおられるかも知ることができ、町内のルールなども知ることができます。
挨拶の範囲はどこまで?
挨拶に行く範囲は、昔から「向こう三軒両隣」と言われてます。
向こう三軒両隣とは、向かいの3軒と左右2軒になります。
真裏の家にも接しているため、こちらも挨拶しておくのが望ましいです。
引越し当日は、トラックが出入りしたりして、道路をふさいだりしてご近所さんに迷惑をかけてしまう可能性があるからです。
挨拶回りにベストな時期・時間帯・手土産は?
挨拶の時期・時間帯
旧居 1週間前から2日前まで
新居 1週間前から当日(遅くとも1週間以内に)
朝早く、夜遅く、食事時の時間帯を避けた10~18時までの間が好ましいとされています。
挨拶の時に荷物の搬入日時などについて「〇月〇日〇時、引越し作業します」と伝えておくと無用なトラブル防止になります。
遠方からの引越しの為前日までに挨拶が難しい場合は、引越し当日のトラックが到着するまでに挨拶に行くようにしましょう。
手土産ベスト5
位 タオル・ふきん
位 スイーツ
位 ティッシュ・キッチンペーパー
位 洗濯用洗剤
位 地域指定のごみ袋
引越しの挨拶では手土産を持っていくのが基本的なマナーになります。
相場は500円~1000円程度のプチギフトにしましょう。
自治会長や町内会長に挨拶に行く場合は、ご近所さんに渡すより少し高めの物にしましょう。
手土産は、受け取った方も困らないものを選びましょう。
日用品ならタオル、ティッシュペーパー、洗剤、ラップ、フリーザーバックといった消耗品がオススメですが、
こだわりを持った方も多いので無香料のものや肌に優しいものを選ぶといいでしょう。
食べ物なら洋菓子のアソート、以前住んでいた地域の特産品のお菓子がオススメです。
生ものは避け、賞味期限が長く日持ちする焼き菓子で老若男女問わず食べれそうなものがいいでしょう。
そして、のし紙はかけてもらいましょう。
その時の注意点は、
包装紙の上からのし紙をかける「そとのし」にしてもらう。
水引きは紅白で「蝶結び」にしてもらう。
表書きは「御挨拶」と書いてもらう。
水引きの下の部分は「自分の苗字」を書いてもらう。
ことを忘れずにお店の店員さんに伝えましょう。
誰が挨拶に行く?
引越しの挨拶は、ご近所さんとの最初の顔合わせになるので家族全員で行くほうが好印象を持たれやすいです。
そして、挨拶は以下の3つのことを心掛けて、手短に済ませましょう!
自分が誰であるかを伝える
「この度、〇〇に引越ししてきた〇〇です。これからよろしくお願いいたします。」
迷惑かけそうなことがあれば伝えておく
「小さな子供がいますので、何かとご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。」
「〇月〇日〇時から荷物の搬入が始まりますので、お騒がせするかもしれませんが何卒よろしくお願いいたします。」
手土産を渡すときは
紙袋から取り出し、相手の方が表書きを読めるように渡す。
その時に、「ほんの気持ちですが」と伝えながら両手で渡す。
お留守の方には
何度か再訪してみて、それでも会えないときは手紙で挨拶をします。
手紙の書き方は、下記を参考にしてください。
「はじめまして。
〇月〇日に引越しして参りました〇〇と申します。
何度かご挨拶に伺わせていただきましたが、ご不在のようでしたので手紙にて失礼いたします。
引越し当日は、お騒がせてしまいご迷惑をお掛けいたしました。
(食べ物以外の手土産の場合)ささやかではございますがご挨拶のしるしに心ばかりの品をお贈りさせていただきます。
お受け取りいただけましたら幸いでございます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。」
手土産と手紙を一緒に袋に入れて宅配ボックスや玄関横に置いておきましょう。
手土産が食べ物の場合は、手紙だけをポストに入れましょう。
引越しの挨拶は、ご近所さんとの初めて顔を合わせる大切な時間です。
これから住み始める土地では、何かと困ることが出てくる可能性があります。
ステキなお家が完成しても、良好な人間関係がなければ住み心地のよさを感じることはできません。
そのためにも、引越しの挨拶をして顔を覚えてもらい、
その後コミュニケーションをとることでご近所さんと良い関係を築けるようにしましょう。
今後のご近所付き合いを良好にすることで空き巣対策、不審者対策、災害発生時の救助、迅速かつ安全な避難行動などいざという時、
協力をし助けてもらいます。
挨拶は早めに行くのが鉄則です。
新築住宅への引越しはどうしたらいいのか、戸惑ってしまいがち。
引越しカレンダーなどをつくっていつどんな風に動けばいいのかを書いておくと安心ですよ。
スムーズに引越しの挨拶をして気持ちよく新しい生活をスタートさせましょう。