家を建てるには、まずは土地探しから始めなければいけません。

思っていた環境と違っていた、と気づいても簡単には引越しできないので

慎重に探すことが大切です。そこで失敗しない土地探しのポイントを

ご紹介しましょう

 

≪土地探しの前に準備すること≫

希望を洗い出し、優先順位を決める

注文住宅を建てる際に行うのが土地探し

失敗しない土地探しには事前準備が必要です。まずは住みたい場所を

家族で話し合ってみましょう。話し合いのテーマで重要なのは、

自分たちが求める暮らしが実現できるかどうかです。

 

閑静な住宅街に住みたい、自然に囲まれて過ごしたい、買い物や通勤、

通学に便利な場所がいいなど、好みはさまざまなので、住みたい場所の

優先順位を決めておきましょう。

そうすることで自分たちの理想の暮らしがよりはっきりと見えてきます。

家族それぞれの要望を整理し『土地探しの条件』を決めておくことが

ポイントです

 

住みたい場所の希望例

通勤・通学に便利な駅近がいい

緑に囲まれた自然豊かな場所がいい

幹線道路から離れているなど、静かな環境で暮らしたい

スーパーなど毎日の買い物施設が近い場所がいい

学校や公園が近く、子どもに負担が少ない場所がいい

 

土地の予算を決める

 

注文住宅の場合、土地購入費と建物にかかる建築費があります。

合算が住宅購入の予算になりますが、土地購入にどのくらい配分するのかを

決めておくと、後々のハウスメーカーや工務店、設計会社選びがスムーズです。

土地の予算と建物の予算の割合をどうすればいいのかは、立地環境、家本体など

希望の優先順位によって変わりますが、住宅金融支援機構の調査によると、

全国平均で建築費用に2874.3万円、土地取得費に1382.5万円となっています。

予算の約3割を土地7割を建築に割り振っているようです。

土地値の高い都心部と郊外ではこの割合も変わってくるので、住みたいエリアの

土地価格相場を把握することも重要です

 

古家付きや建築条件付きなど土地の特性もチェック

土地は更地で販売している土地だけではなく、古い建物が建っている

『古家付き』の土地があります。実際に建っている建物が見られるので、

その土地に建つ建物の日当たりや建物配置などがイメージしやすいという

メリットがあります。

また、リフォーム、リノベーションなど少し手をかければ住むことができる

建物であれば、建築費用が少なくてすむこともあります。

 

ただ、耐震性などで住むことができない、その建物に引き続き住み続ける

ことを希望しない場合は建物の解体費用が土地の購入費にプラスしてかかるので

注意が必要です。

耐震性の一つの目安になるのが「1981年6月以降」「建築確認を受けた建物」

かどうか。もしそうなら、現行の建築基準法が適用されている建物になります。

 

くわえて現行の法律では家が建てられない、もしくは建てられるものの、

道路幅員の確保などで土地が小さくなったり、建物の高さに制限がついたり

することもあります。不動産会社やこの時点で希望する建築会社があれば

土地を実際に見てもらった方がいいでしょう。

 

また、一般的な古家付き土地は解体費用がかかる分、周辺相場より安いことが

多いですが、解体費用は古家が建っている条件などで変わります。

やはり土地を購入する際は不動産会社にどの程度解体費用がかかりそうか

聞いてみましょう。

 

さらに、「建築条件付き」と表記されている土地かどうかも確認しましょう。

建築条件付きとは、土地の売主が指定する建築会社と一定期間内に

建築工事請負契約を結ぶことが購入の条件となる土地のことです。

希望する建築会社が選べないこともあるので、こうした土地も含めて

探すかどうかも、事前に考えておきたいポイントです。

 

《注文住宅の土地探しの方法》

注文住宅用の土地を探すとなると、探し方は以下の3つが考えられます。

それぞれの探し方について、特徴・メリット・デメリットをご紹介します

 

=注文住宅用の土地探しの方法=

1、インターネットサイトから探す

2、住みたいエリアに出向いて「売地」看板を探すなど足を使う

3、不動産会社やハウスメーカー、工務店に依頼する

 

インターネットサイトから探す

 

エリアごとに情報がまとまっていることで、土地の相場観を養いながら、

比較検討もしやすいのが魅力

※大量の情報があるのでしっかりと予算やエリア、暮らしたい環境などを

決めておかないと、探しているうちに迷ってしまい、その間に候補に考えていた

土地が売れてしまうこともあります

 

住みたいエリアに出向いて「売地」看板を探すなど足を使う

住みたい場所がしっかりと決まっていたら、実際に出向いて「土地」看板などが

建っている土地を探すのも方法の一つです。不動産会社や情報サイトにまだ

掲載されていないタイミングということもあります。

また、実際にそのエリアに行くことで、周辺環境を確かめられるものメリット

しかし、土地探しに長い時間がかかりやすく、気に入った土地が絶対にあるとは

限りません。腰を据えて探す心づもりが必要になります。

 

不動産会社やハウスメーカー、工務店に依頼する

インターネット同様、情報が集まっているのが不動産会社です。

なかにはまだ公開されていない土地情報だけでなく、周辺の環境や

街の情報なども把握していることが多いので、相談しながら具体的な

暮らしのイメージがわくことも。ただ、明確に土地の予算を決めておかないと、

希望ばかりを優先してしまい、気がつけば予算オーバーになり、建物の費用が

少なくなるなどのケースもあります。希望するエリア、土地の予算は

しっかり決めてから相談しましょう。

 

さらにハウスメーカーや工務店に土地の相談をすることもできます。

その会社が持っている土地であれば、どんな建物が建てられるかも

教えてもらえるので、より希望に近い家づくりがしやすくなるメリットが

あります。注意点は、その会社で紹介した土地だけに、建てる会社が

決まってしまうこともある、ということです。

建てたい会社が土地情報を扱っている場合は、建築会社が選べるかどうかも

聞いてみると良いでしょう

※依頼先によってそれぞれ特徴があります。不動産会社や工務店からの情報を

待つばかりではなく自分たちでも探して並行検討できるようにするのが理想です。

 

〚後悔しない土地探しで押さえたいポイント〛

現地でしか確認できないポイントをチェック

候補の土地を選定したら、実際に現地に足を運ぶことも大切です。

土地を見る際の確認ポイントとして挙げられるのは、

交通条件、周辺環境、土地面積、敷地形状、日照条件、生活インフラの

充実度など希望によるが多岐にわたる。

必ず行っておきたいのが、周辺環境のチェック

できるだけ平日、休日の日中と夜など時間を変えてチェックすると、

住んでからの後悔が防ぎやすい。また、最寄り駅までの徒歩ルートなども

実際に歩いてみて確認するといいでしょう。

徒歩分数表記は、80mを1分と換算したものです。坂があったり、

歩道橋を渡ったりしなくてはいけないなど分数に表れない情報もあります。

また、街灯の有無や歩道がしっかり確保されているかなど、安全面での

チェックも重要です

 

またできれば、周りに住んでいる人の声を聞いてみるのもいいでしょう。

子供が将来、通うことになる学校の場所や通学路、教育環境のリサーチも

できればなおいいでしょう。長く住む場所になるだけに、住んでからの

暮らしも見据えた情報収集が必要です。

 

≪土地にかかわる法律を確認≫

建てられる建物が制限される法律がある

土地には法律や規則などの制限が設けられています。

もっとも代表的なのが『用途地域』です。土地の用途を定めた法律で、

それぞれの内容に沿って建てられる建物が決まっています。

これをチェックしておかないと、せっかく希望の土地を見つけても、

希望の家が建てられないこともあります

 

 

そのほかにも『斜線制限』など細かい建築法令があるので、どんな制限が

あるのか、将来の環境はどうなる可能性があるのかなどを不動産会社に

聞いておくことが大切です。

自分の住む地域がどこに当たるかは、不動産会社やその土地がある役所で

教えてもらうこともできるし、行政区のホームぺージで見ることも可能です。

 

家を建てるために失敗しない土地探しをするためには、家族で優先順位を

決めたり、情報収集をして後悔が無いようにしたいですね😊

自分の足で確認するのも間違いがないかもしれませんよ

 

 

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