家づくりを始めるときに必要となる知識をご紹介します①~家づくりのマネーを検討しましょう~
家づくりのお金はどれくらい用意すればいいのだろう・・・時間はどれくらいかかるのだろう・・・家づくりをスタートする時、多くのことに頭を悩まされますまずは家づくりの全体像をつかみましょう。家づくりを成功させるには、全体像をつかみ、ポイントごとに何をすべきか考えることが大切です。納得のいく家を手に入れるためにお施主様にも知識を仕入れて頂く必要があります。
家づくりのマネーを検討しましょう。
家づくりのマネーは2つの方向から検討する必要があります。1つは家を建てるのにいくら必要かということ。建物を建てる工事費以外に、別途工事費や設計費、税金、登記費用、住宅ローンの手続き費用、引っ越し費用など様々な諸経費がかかります。2つ目は必要なマネーをどこでどう用意してくるかということ。自己資金と銀行などから借りる住宅ローンの組み合わせが基本です。
家づくりに必要な費用の内訳
家を建てるのに必要な費用の内訳は建築工事費と諸経費があります。建築工事費は、直接建物にかかる費用(本体工事費)と別途費用、設計料に分けられます。広告などに『1坪当たり50万』などと表示される価格は、本体工事費のみをさしている場合が多いので別途工事費が必要になります。
申請・登記関係
建築工事以外にかかる諸経費は、税金や登録費用、ローンの手続き費用、引っ越し費用、建て替えに伴う仮住まい費用などが主です。今回は税金以外の諸経費のうち、申請と現場での費用、登記関係の費用を取り上げます。申請関係の費用として、建築確認申請料、現場の費用として、近隣挨拶関係費、地鎮祭費用、上棟式・竣工式費用などがあります。登記関係の費用としては建物表示登記、土地所有権移転登記、建物所有権保存登記、抵当権設定登記などがあります。
建築確認申請料や登記関係の費用は必ずかかってくる費用です。近隣あいさつ関係は工事の規模によっても変わっていきます。地鎮祭・上棟式、竣工式の費用は行う場合のみ費用は発生します。
ローン関係
ローン関係の費用と建て替え時に発生する諸費用を確認しましょう。ローン関係の費用には、申し込みにかかる手数料、連帯保証人がいない場合にかかる保証料、団体信用生命保険特約料、火災保険料(地震保険は任意)などがあります。一方建て替え時に必要な費用としては、仮住まい費用、減失登記費用、引っ越し費用などがあります。こうした諸経費も見込んでおく必要があります。
その他荷物の仮保管料や粗大ごみ処分費用が発生することもありますので頭にいれておきましょう。