居心地良い間取りを考える~風が抜ける快適な空間をつくる・太陽の光を取り入れて室内を明るくする~
風が抜ける快適な空間をつくる
家の中を風が抜ける快適な住空間をつくるポイントは、『南北に吹く風の通り道』
をつくること。
このためには、まず敷地に対して、どのように家を配置するかが大切です。
特に密集した住宅地では、風が滞りがちです。
そこで、敷地に少しゆとりを持たせるだけで、風が通り抜けやすくなります。
間取りで配慮したいのは、風の入り口と出口の大きさをバランスよくつくること
また、入り口と出口がストレートな位置関係になるように南北の窓を配置します。
太陽の光を取り入れて室内を明るく
太陽光を取り入れた明るい住まいをつくりましょう。季節を通して敷地に落ちる
影を知るため、冬至の時期に影の動きを観察してみるとよいでしょう。
同じ敷地でも、建物の配置によって日照が変わることもあります。
朝日や西日を取り入れたい部屋を考えることは、間取りの手かかりとなります。
直射光が入らなくても、間接的に取り入れて反射、拡散させ、室内を明るくする工夫も可能です。
また、北側の部屋でも窓を高い位置に設け、建具などに光を通す素材を使えば、
奥まで光を通すことができます。