子どもを成長させる住まいづくり/片付けない空間作り/吹き抜けのメリット・デメリット
子どもを成長させる住まいづくりとは?
子どもがのびのびと成長するために、どんな家にしようか、どんな間取りにしようかとあれこれ迷うもの。
子どもを育てる住まいづくりのために、どんなことに気をつければよいのでしょうか。
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家族と触れ合う空間づくりを
子どもが小さいうちは、独立した子ども部屋ではなく親の目の届く場所にいる方が親も子供も安心です。
ダイニングやリビングに子どもコーナーを作るとよいですね。
子ども部屋を欲しがるようになった場合は、性別の違う兄弟姉妹であれば最初は同じ子ども部屋を使いましょう。
成長してきたら仕切りを入れるようにすれば、子どもが独立した後も使いやすくなります。
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子どもがしまいやすい収納を
子どもが使うものは背の低い位置に収納スペースを作ると、小さいうちから自分でしまう習慣がつけられます。
リビングにもおもちゃやゲームの収納場所を作って、リビングで遊べるようにしましょう。
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遊び心いっぱいの部屋を
インテリアにこだわる子育て世帯なら、サーフィンなどのマリンスポーツが好きであればマリンテイストな空間に。
カフェ巡りが好きなご夫婦なら、おしゃれなカフェ風にするなど、感性にまかせて遊び心のある部屋にしていきましょう。
壁に塗料を塗って黒板にしたり、無垢の天然素材を取り入れたりすると、子どもも楽しめる空間になります。
大人も子どもも楽しく過ごせる空間にしたいですね。
片付けない空間を作る
日々の生活をしていれば自然と物は増えます。小さなお子さんがいる家庭では、リビングにおもちゃや小物がいたるところに散らばっているのではないでしょうか。
いつも家の中をきれいに保つのは難しいですよね。子どもに自由におもちゃなどで遊ばせてあげたいものですが、散らかった部屋を見て思わずため息をついてしまうことも。
そんなときは、あえて片付けない空間を作りましょう。
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リビングの一角をプレイスペースにする
リビングの端、奥まったところなどのスペースを使って、お子さん用のプレイスペースを作りましょう。そこだけは物が散らばっていてもいいようにするのです。
引き戸などの間仕切りですぐに隠せるようにすれば、急な来客のときもリビングを片付けなくても仕切りをするだけで大丈夫です。焦る必要はありません。日頃の掃除の手間も削減できます。
リビングとプレイスペースが繋がっていれば、家事をしながらお子さんが遊んでいる様子も見えるので安心ですね。
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防音マットが効果的
ウレタンなどでできたカラフルな防音マットを置けば、お子さんが元気に遊んでいたとしても下の階にも響きません。
畳敷きにすれば、お昼寝スペースとしても活用できますし、来客時の寝室にもできます。一石二鳥ですね。
吹き抜けのメリット・デメリット
憧れの家に、「大きな広い吹き抜けがある家」とあげる方もいるのではないでしょうか。
では吹き抜けって暮らし始めるとどんなもの?参考までに特徴をいくつかお伝えします。
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広く明るい空間に
広々した空間は吹き抜けの特徴です。
開放感を感じられる大きさの吹き抜けと、広い空間を演出するのに効果的なインテリアを合わせるのがよいですね。
日当りのよくない家でも、窓と吹き抜けの効果で全体を明るくすることができます。
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2階とのつながりが保てる
1階と2階が独立しないのもポイントです。
音が伝わり、お互いの気配が何となくわかるといった安心感があります。
子どもが小さいと、声が聞こえてくることで安心感を得られることも。家の中で暮らす犬や猫も、飼い主の気配が伝わるとリラックスしますよ。
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広さゆえの音の拡散と熱の分散
吹き抜けを作ると空間が縦に長くなります。
そのため、音が広がってしまい、リビングの話声や物音が2階にも伝わってしまうもの。
それだけでなく、2階の子どもの声も階下に聞こえてきます。子どもがプライバシーを求めるようになったときにも対応できるか、あらかじめ考えておくのがよいですね。
また、寒い冬では暖気が上に逃げ、下には冷たい空気がたまってしまうもの。居住スペースが寒くなってしまいがちですが、断熱性能が高い家ならそんな悩みも解決できます。
吹き抜け独自の特徴を理解した上で、理想のお家づくりの参考にしてください。