新築を建てる前に考えておくべき『玄関づくりのポイント・ストーリーを意識したコンセント配置』
第一印象は玄関から
家を外から見た時に、最も目立つ場所はどこでしょうか。
屋根、バルコニー、出窓などありますが、最も目立つ場所、そして印象を大きく与える場所は玄関ではないでしょうか。
玄関一つで家の表情は大きく変わってきます。そこで玄関づくりの際のポイントをまとめてみましょう。
玄関づくりのポイント
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玄関は防犯にも役立つ
玄関はレイアウトも重要ですが、目立つ場所に配置することで不法侵入する相手に、ある種の威圧感を与えることができます。扉に磨りガラスなどがはめ込まれていると中にいる人間の影が見えることから、外から見えるという防犯効果があります。
ただ、あまりに外から見えやすくなってしまうのも考えもの。そのため、門を作って街並みとの境界線を保つ、その他、扉を道路から数段上につくることで、適度な距離感を保つことも可能になります。
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基本は明るく目立つように
厳重な門を作りすぎても、周囲の家に「あの家は訪ねにくい・・・」と威圧感を与えてしまいます。そんな時は、重厚な金属製の扉ではなく、木目調の明るい扉にすることで、街並みに調和した空間の演出をすることもできるでしょう。
またムードのある電灯を付けておくと、夜の防犯や、帰ってくる家族を迎えるのにも役立ってくれます。街の雰囲気に馴染むことができますね。
ストーリーを意識したコンセント配置
日々の生活には家電製品が欠かせません。そして、家電を使うにはコンセントがないと動きません。コンセントやスイッチの場所は、どこにあるか、どこにあれば勝手が良いかなど、あまり考えたことはない、という方も多いのではないでしょうか。
きちんと部屋の用途や生活導線を考えると、まさにここ!という位置が見えてくるものですよ。
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キッチンのコンセントやスイッチ
主婦の方が過ごす時間が一番長いのはキッチンです。十分な数のコンセントも必要ですが、調理家電だけでなく、インターホンや玄関のスイッチ。給湯器など水回りの家電もキッチンで行えるようにしておけば、とても便利ですね。
そして、作業台にも十分な数のコンセントを付けておくと、家電のコードを無駄に伸ばしておく必要がなくなり、見た目にもすっきりします。また、子供の手の届かない高さにすることも大切です。
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ダイニングにもコンセントを複数箇所設けよう
意外と気づかないのがダイニングのコンセント。冬などはダイニングで鍋やIHヒーターで調理しながら食べることもあるのでは。
しかし、ダイニングに使いやすいコンセントがないと、延長コードを長々と引っ張って使うしかありません。不便ですし、足を引っ掛けてしまう恐れがあります。ダイニングにもいくつかコンセントを設けておきましょう。
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寝室は操作を一箇所に
寝室は寝ながらすべての操作ができるのが理想です。手元で消灯ができる、寝ている間に充電ができる位置にコンセントがあるなど、毎日の生活シーンを想像し、ストレスのない配置を考えるといいですね。