全館空調とは家全体の空調を一括して行うシステムです。

全館というくらいなので部屋はもちろん、廊下、階段、トイレ、洗面所

なども全部同じ温度になるというイメージを持たれるかもしれませんが、

これは、製品によって異なります。また、換気や空気清浄の機能を持つ

システムもあります。

 

部屋ごとに取り付ける壁掛けエアコンは、設置可能な場所が限られていて

います。工夫して付けた場所でもなにか圧迫感を感じることもあります。

しかし、全館空調であれば室内がスッキリするだけでなく、室外機の台数も

減るため外観もスッキリします。

※一般的な住宅では、エアコンの台数だけ室外機が並んでいます

 

全館空調の特徴!

全館空調にはいろいろなタイプがあります。大きく異なるのは

以下の5つのポイントです。

エアコンの種類・台数

全館空調専用の機器を持つシステムが一般的で、能力や制御も

家全体を対象にすることを想定されています。

一方で市販の壁掛けエアコンとダクトやファンなどを組み合わせることで

全館に温風や冷風を送るシステムもあります。

市販のエアコンは、種類が豊富で低価格の製品の選択も可能ですが、

エアコンメーカーは、そういった目的のために開発した製品ではないため、

十分な効果を得るためにはダクトやファンとの組み合わせ方法に緻密な

設計が必要となります。

 

機器の設置場所

ダクトの経路は短い方が熱のロスが少ないことから、それぞれのシステムで

設置場所を工夫してます。また、メンテナンススペースを確保することも

重要なポイントになります。機器設置のための専用スペースを住居空間に

設ける場合は、住居スペースが減るので、間取りとの調整が必要になります。

 

温風、冷風の出口

全館空調では温風冷風の吹き出し口に加えて、室内の空気を吸い込む

循環口を設置します。吹き出し口は暖気と冷気の両方を出す場合と、

どちらか一方とする場合があり、そこはシステムの考え方によって異なります。

全館空調に限らず、暖気を足元に届けることと、冷気を足元から上に

あげることはなかなか困難です。こうしたことから、冬に足元が

寒いだけでなく、夏も顔のあたりは涼しくならないのに足元は冷えすぎる

ということを経験した方も少なくないと思います。

建物全体で空調を考えるために暖房は下から、冷房は上からをメインと

考えています。

 

換気システム・空気清浄機能

全館空調システムにおける換気は、給気と排気の両方にファンを

使用する第一種換気が一般的です。さらに室内の温かさや涼しさを

残しながら空気の汚れだけを捨てる熱交換換気を採用するシステム

もあります。また、全館空調に空気清浄機能を組み合わせることは、

各部屋に空気清浄機を設置することなく、家全体の空気を集中して

清浄化できるため効果的です。

 

【換気方式】

排気だけ、給気だけの場合、十分な換気が出来ないケースもあるので

注意が必要です。

 

【空気清浄機】

壁掛けエアコンを同様に部屋ごとの設置の場合、設置された部屋だけが

対象になります。

 

 

全館空調はどんな家に向いているのか

 

住宅性能は必要なの❓

全館空調の導入は新築の計画時に建物の性能や間取りと一緒に考える

ことをお勧めします。その際に、全館空調の効果を発揮させるには

断熱性・気密性を高めることはももちろん、冬の日差しを上手に取り入れたり、

夏の日差しを遮るなどのパッシブデザインの工夫が大切になります。

※パッシブデザインとは

建築の設計手法の一つで、建物の構造や材料などの工夫によって、

熱や空気の流れを抑制し、快適な室内環境をつくり出す手法。

地域の気候に応じて、自然の光や日射、風を取り入れる設計により、

エネルギー消費量を抑え、快適な空間をつくること。

 

間取りなどに制限はある

全館空調にすると家全体の室温が安定するため、間取りのバリエーション

も増え、広いLDKや吹き抜けといった開放的なプランも安心です。

 

家族間で寒がり、暑がりがいると問題になる

全館空調では部屋ごとに大幅な温度の変更はできません。

家族間の温度の好みの差を気にされる方もいらっしゃいますが、

全館空調は壁掛けエアコンやストーブのように暑さを感じてから

涼しくしたり、寒さを感じてから暖かくするものではなく、

365日24時間を穏やかに暮らせる温度の維持を目指すシステムです。

冷暖房で家族間の好みが分かれるのは、真夏や真冬に多く、

5月や10月の穏やかな気候の時にはそれほど気にならないのでは

ないでしょか。全館空調をが目指すのはこうした穏やかな温熱環境です。

 

全館空調は贅沢品になる

まだまだ全館空調というと贅沢品、過剰設備といった印象を持つ人も

少なくはないと思いますが、年々夏冬の厳しさが増す昨今では、

冬の室温の温度差によるヒートショックの事故や、高齢者や小さなお子さん、

さらにペットなど、自ら積極的に室内調整をできないことによる

熱中症の事故の多発を背景に、24時間365日安定した室温制御ができる

全館空調が改めて注目されています。

これは住宅の高性能や太陽光発電の普及など、光熱費を抑える

様々な方法が一般化してきたことも理由の一つです。

 

OMソーラーが提案する全館空調

★全館空調のシステムのOMX、パッシブエアコンの一例

OMXとは

『OMX』は、世界でもトップクラスの次世代型温熱環境システム。

OMソーラーの強みである暖房、給湯、換気に加えて、冷房も

一台でこなすオールインワン設備です。

特徴は、気温やライフスタイルを考慮して暖やかに変化させる

制御方法によって、快適性を高めるとともに、消費するエネルギーを

必要最小限に抑えます。

 

パッシブエアコンとは

パッシブエアコンは、パッシブデザインの要素を採用した家の

小屋裏に設置され、ダクティングにより冬は床下から暖房を、

夏には天井から冷房することで屋内の温熱環境を一年中快適に

維持します。冷暖房の機能に絞り、床暖房の効果も得られる全館空調です。

建築と空調設備が一体で計画されることで、屋内も屋外もスッキリと収まり、

そのうえ煩わしい日々のお手入れも一台分。

 

 

シュミレーションの実施!

OMX、パッシブエアコンの共通点は、設計の段階から空調計画を検討し、

シュミレーションを実施して、室温や光熱費を試算しながらプランを決めて

いくことで、建てる前から温熱環境がどれくらい実現できているのかわかる、

また、計画の改善点も事前にわかり課題を潰してより快適なお家を提供する

ことが出来るという点です。

シュミレーション》

専用のソフトで気象データと建物データから

室温や光熱費を予測します。

 

シュミレーションでは、

建築地の気象データ[気温・日射量・日射時間・風向・風速等]、

建物データ[断熱性能・建物面積・容積・間取り・窓からの日射侵入量・

窓から逃げる室内の熱量等]を、エアコン能力や運転想定時間から、

どの程度の室温、光熱費になるのかを予想します。

計算上で建物全体を賄える能力のエアコンを設置したとしても、

壁や仕切りがある住宅では室温を均一にするのは厳しいとこです。

シュミレーションの結果と、空気の動き方を踏まえて、ダクトの設計や

エアコンの能力を決めていきます。

 

※OMX・パッシブエアコンとも空気清浄機との組み合せが可能なんです

本体と空気清浄フィルタ―を組み合わせることで、24時間365日、

家全体を対象に空気清浄化ができます。

全館空調のファンと併用するため、電気代も大幅に削減できるんです

とてもうれしいことですね

 

このように設計段階から十分な検討を重ねて導入するのがOMソーラーが

提供する全館空調システムです

太陽エネルギーをフル活用し、省エネと快適を両立させるOMX、

冷暖房の機能に絞ったシンプルな全館空調パッシブエアコン

各ご家庭のニーズに合った全館空調システムを考えてはいかがでしょうか

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