建てたい家の希望を固めたら、実際に家を建ててもらう依頼先を決めます。

注文住宅を建てる場合、会社選びが重要となります

そこで、家を建てる会社【ハウスメーカー・工務店・設計事務所】などの

種類や特徴、会社選びのポイントをご紹介します。

それぞれの会社の特徴を正しく理解して、希望の家づくりの参考にしましょう。

 

≪家を建てる会社選びのポイント≫

個性の違う会社がたくさん希望に合わせた会社選びを

家を建てるのには当然、建てる会社選びが必須になります。

数ある会社の中から、理想をかなえてくれそうな会社探しが

注文住宅の明暗を分けるポイントになるといっても過言ではありません。

希望を実現する家づくりには、どんな会社に建築を依頼するかが

大きく左右します

まず、会社選びの方法は、情報収集と同じく、住宅情報誌やインターネットを

活用するのが一般的です会社の特徴をしっかとつかむことから始めましょう。

デザインや得意な工法など、希望にあうかどうかはもちろんのこと、

その会社の施工エリアや施工体制などもチェック

住宅展示場で会社の特徴をつかむのも基本的な方法です。

 

見当をつけた会社には、より詳しい情報がわかる資料請求をしたり、

実際に訪れて話を聞いたりするなどして、依頼してもいいかどうかの

判断をしましょう。

 

≪ハウスメーカーと工務店の違いと特徴≫

家づくりの依頼先は、大きく分けて

『ハウスメーカー』『工務店』『設計事務所(建築家)』の3種類です。

なかでもハウスメーカーと工務店が代表的な依頼先になります。

それでは、それぞれの特徴を紹介していきましょう😊

 

ハウスメーカーとは?

明確な定義はありませんが、全国に支社や支店など営業拠点を置き、

住宅展示場でモデルハウスを公開していることが多い会社です。

大手ならではの安心感や安定した品質を重視するならハウスメーカーが

適しているでしょう。

営業から設計、工事、アフターサービスまで体制が整えられ、

品質や技術を高めるための研究にも力を入れている会社が多いです。

用意されている住宅商品は、自由に間取りをつくる『自由設計型』と、

いくつかの間取りパターンや標準仕様の設備から選ぶ『企画型』なのが

一般的です。

自由設計と言っても、間取りは一定のパターンに変更を加えていき、

キッチンや浴室などの設備や内装材、外壁材などは標準仕様の

バリエーションから選んでいくことが多いので、後述する工務店に

比べると自由度はやや低いと言えます。

しかし、定期点検や保証などをきっちりと制度化しているところが多く、

建築時の担当者が退職や異動になっても、ルールのに沿って対応して

くれるのが強みです。

また、工法やプラン、住宅の規模、時期などにもよりますが、

建築工期が工務店よりも短いことが多いのも特徴のひとつです。

同じ規模の家を建てた場合、工事全体の流れがシステム化されていて

効率的なハウスメーカーのほうが早く家が建つことが多いです。

 

工務店とは?

決まった定義はありませんが、通常、ハウスメーカーよりも狭い範囲で

営業を行っているのが特徴のひとつです。

1店舗だけでやっているところから、ハウスメーカーのように多店舗展開

しているところまで規模はさまざまです。

身近なホームドクターのようなパートナーを求めるなら、工務店がオススメです

また、工務店は、間取りや外観デザインなどのプランを施主といっしょに

つくり上げていきやすいのも魅力です

例えばキッチンは、手づくりのオリジナルキッチンをつくることも可能ですし、

床に無垢材を使いたいといった、パーツや設備などの希望をかなえやすいのも

特徴で、プランの自由度は高いといえるでしょう

工務店のアフターメンテナンス体制は、会社によって異なります。

定期点検や保証の制度を設けている会社や、不具合があればすぐに

駆けつけて修理してくれるという地域の工務店ならではの手厚い対応が

強みです。ただ、忙しい時期には修理を頼んでも待たされることが

あるなど会社規模による差もあります。

また、品質では、均一な企画、部材を使うハウスメーカーに比べ、

現場で施工する職人によって左右されるのも違いと言えるでしょう。

ちなみに地域密着型の工務店の多くは、テレビCMなどではなく、

口コミや紹介などで長く営業を続けています。

その工務店が何を大切にして家づくりをしているかは、ホームページなどからも

わかります。アピールポイントが書かれていることが多いので、

自分の好みと合っているかを確認してみるといいでしょう。

工務店の特徴の一つとして、フランチャイズの加盟店になっている

こともあります。加盟している工務店は、フランチャイズ本部が、

一括で仕入れた建築資材を使うことでコストが抑えられたり、

本部や他の加盟店と技術や経営に関する情報を共有できたりするなどの

メリットがあります。工務店によっては、複数のフランチャイズに加盟し、

さまざまな工法、デザインテイストの家づくりを手がけているところもあります。

 

設計事務所とは?

より独創的なアイデアを求めるなら、設計事務所(建築家)に依頼する

方法もあります。建築家がそれぞれの作風でオリジナリティの高い

住まいを設計してくれます。

実際の施工は建築家が紹介する工務店が手がけるケースが一般的です。

施主と工務店の間に入り、施主に代わって工事監理をしてくれたり、

追加変更工事が発生してもスムーズに増減金額をチェックしてくれたり

する事務所も多いです。

設計管理費は事務所によって異なるのであらかじめ確認しておきましょう

 

家を建てる会社を決めた後の流れ

実際に依頼先が絞れたら相見積りを

依頼先の情報収集においては、工事中の現場や、竣工した住宅の見学会が

催しされていたら、できるだけ足を運んでおきましょう。

工事中の場合は、建物の構造や下地など、完成したら隠れてしまう部分も

見ることができます。完成した住宅では内装の仕上げやデザインが実際に

見られるほか、住む人のナマの声が聞けるケースもあります。

また、依頼先の候補が絞り込まれたら、検討のたたき台となるラフプランと

概算見積りの作成を依頼しましょう。

比較のために3社程度に『相見積り』を取るケースが一般的です。

 

各社同じ条件で概算見積りを作成してもらおう

ラフプランをチェックするときは、伝えた要望が反映されているかどうかを確認

そのためにも見積り依頼をする段階で、間取りや設備などに対する要望を整理し、

各社に同じ条件で作成してもらうことが重要になります。

概算見積りはまず、予算通りにおさまっているかをチェックします。

もしも予算をオーバーしている場合は、その理由を聞いてみましょう。

さらに入居後のメンテナンスや保証体制が整っているかどうかも重要です。

定期的メンテナンスは家の寿命を延ばし、快適さを維持するのに欠かせません。

入居後何カ月、何年目にどのような定期点検が行われ、費用がどの段階から

発生するかを確認しておきましょう。

また、完成保証や性能保証のどの保証制度についても、保証の範囲や

費用負担の有無などについてチェックしておくと、入居してからも安心して

暮らせるでしょう

 

会社によって、特徴があることがわかりましたね

自分に合った会社を決めて、まずは見積りを作成してもらいましょう

 

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